みなさん、こんにちは!
ぱすたん8と申します!
【人それぞれ老化する速度は異なる。】
【老化を遅くする努力は、あなたとあなたの周りに恩恵をもたらす。】
老化を遅くすることは、体の細胞のメンテナンスを意味します。
そして、健康寿命を延ばすことに繋がります。健康は大事です。
・誰かの目を見て会話する。
・匂いや味を感じる。
・自分の思うように身体を動かし、誰かのぬくもりを感じる。
・自分が自分であることを理解でき、大事な人たちのことを思いやる。
・豊かな感情を持ち、記憶を持つ。
当たり前なことですよね。
私は、あなたが健康に生き、あなたが大事だと思う人たちより1秒でも長く生きて欲しいと思います。
最後の時まで相手のそばにいることは、愛情だと思います。
気づき:運動は生理時の痛みを抑え、精神安定に貢献しうる。全方位的に生活の質が良くなるはず(女性の精神安定は、男性の精神安定にもつながるかもしれない)。
ちょいと前に、
イライラしまくっている女性に会いました。
生理中だったみたいです。
彼女から生理痛の苦しみについて語られました。
その後、知人の女性何人かに生理時の大変さを聞いてみたら、全員何かしらの悩みがありました。生理後、イライラしていた自分に後悔することが多い様子です。
ということで、今回このネタを投稿しました。
女性のみなさん、、、
運動の影響を知り、実践してもらえたら嬉しいです。
生理時の困難がなくなると、男性も助かります。
なぜなら、バーサーカーモードにならないからです(汗)
※バーサーカーモードについて
毎ターン強制的に「たたかう」を行い、それ以外の行動が一切不能になります。
この時、攻撃力が上昇します。
基本的には敵を攻撃しますが、自分の味方や自分自身を攻撃することもあります。
研究結果
まずは、
有酸素運動の結果(実験前と実験後)をご覧ください。
運動したグループと運動していないグループの表を載せます。
運動の内容は以下。
週3回、トレッドミルで30分ランニング+その前後の軽い運動10分の合計40分を4週間実施。
参加者は18〜29歳、日ごろ運動を行っていない女性。
血液検査は、実験前(月経初日)と実験後(翌月の月経初日)に実施。
表1 運動したグループの血中成分
| 項目 | 実験前 | 実験後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| プロゲステロン (pg/ml) | 3686.1 ± 2203.5 | 4057.3 ± 2982.6 | 増加 |
| TNF-α (pg/ml) | 5.4 ± 2.7 | 5.1 ± 1.9 | 減少 |
| プロスタグランジン F2-α (pg/ml) | 55.8 ± 44.1 | 42.8 ± 20.9 | 減少 |
| プロスタグランジン E2 (pg/ml) | 64.0 ± 23.0 | 55.8 ± 17.5 | 減少 |
| 痛みの強さ (0-10 NRS) | 5.9 ± 2.4 | 4.9 ± 2.2 | 減少 |
表2 運動していないグループの血中成分
| 項目 | 実験前 | 実験後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| プロゲステロン (pg/ml) | 4770.0 ± 2324.7 | 3227.4 ± 1266.0 | 減少 |
| TNF-α (pg/ml) | 4.3 ± 2.6 | 4.9 ± 2.8 | 増加 |
| プロスタグランジン F2-α (pg/ml) | 33.0 ± 11.0 | 37.2 ± 7.7 | 増加 |
| プロスタグランジン E2 (pg/ml) | 50.6 ± 18.3 | 66.8 ± 27.8 | 増加 |
| 痛みの強さ (0-10 NRS) | 4.1 ± 2.1 | 3.8 ± 2.0 | 減少 |
まず大事なこと、
どのような変化があったかということです。
一番下の項目からお話します。
NRS(Numerical Rating Scale)は、0が痛みなし~10が痛み最大です。
被験者が【自分で感じた痛み】を評価します。
運動グループ :痛みの強さは1も減少。
非運動グループ:痛みの強さは0.3だけ減少。
※非運動グループは0.3下がっていますが、
今回は「たまたま」下がっただけで、大きな変化なしとも捉えられます。
なお、この値はあくまで【自分で感じた痛み】です。
以降の情報がかなり重要だと自分は考えます。
ここからが本番です!
まず結論言います。
運動でプロスタグランジンが減少する様子。
プロスタグランジンが多いと、生理痛や頭痛、腹痛などが酷くなると考えられています。
プロスタグランジン=痛みを誘導している物質、と言ってもいいです。
身体には必要な物質ですが、過剰分泌が問題となります。
※ここでは生理痛のみに焦点を当てます。
運動グループ :プロスタグランジンE2、プロスタグランジンF2-αは明らかに減少。
非運動グループ:プロスタグランジンE2、プロスタグランジンF2-αは増加。
プロスタグランジン、、、運動すると減るようです。
運動による血行改善が一つの要因でしょう。
なお、プロスタグランジンについてサクッと説明しておきます。(特に男は読んどけ)
月経時、不要となった子宮内膜を排出させる時に血液が押し出されます(ドバーっと?)。
これは、プロスタグランジンの作用によって子宮が収縮するためです。
↓
プロスタグランジンが多すぎると、
子宮が収縮され過ぎて、血行が悪くなり、子宮の筋肉に酸素が渡らず、
「子宮がつる」状態になります。
筋肉がつる時、めっちゃ痛いですよね?「いてててててて!」ってやつ。それが子宮で起きています(汗)
※子宮が低酸素状態になると、無理やり子宮を収縮させようと更にプロスタグランジンが分泌され、負のサイクルになるっぽいです(ここ、まだ調べ切れていないです汗)。
プロゲステロンは女性ホルモンの1つです。
まず結論言います。
運動するとプロゲステロンが維持される可能性がある。
プロゲステロンが減少するとイライラ爆発、精神不安定、バーサーカーモードに突入しやすくなると考えられています。※ここではプロゲステロンの他作用の説明は省きます。
運動グループ :プロゲステロンは増加。
非運動グループ:プロゲステロンは減少。
月経時(妊娠の準備が不要になったため)に、プロゲステロンは減少します。
つまり、バーサーカーモードに入りやすいです。
プロゲステロンの減少をどれだけ抑えるかが、精神安定の一つの鍵となるはずです。
プロゲステロンはアロプレグナノロンの材料となります。くっっっそ端的に言うと、アロプレグナノロンのおかげで副交感神経を活性化させることができ、扁桃体の活動が抑制されます。
※扁桃体については、感謝の効果に関するページを参照ください。
少し脱線しますが↓
【健康的な女性】
急激なストレスを受けた際に、アロプレグナノロンの濃度が上昇します。
↓
アロプレグナノロンの作用で、GABA受容体がGABAに反応しやすくなります。
↓
副交感神経がより活性化されます。
↓
緊張や不安などが抑制されていきます。
※GABAは副交感神経を活性化させる神経物質です(何気に大事)。
【PMDDの女性】
※PMDD(月経前不快気分障害)
急激なストレスを受けた際に、アロプレグナノロンの濃度が上昇が抑制される。
↓
結果、イライラや不安などが抑制されていきません。
アルコール依存症、トラウマがある人、PTSDの人は、アロプレグナノロンの血中濃度が低いと報告があります。また、どうやら、、、慢性的なストレスによって、GABA受容体の一部構造が変化してしまうようなんです。不良になったGABA受容体に、アロプレグナノロンが作用すると、月経時のバーサーカーモードが悪化するようです。
伝えたいこと
女性に対して、
なんだかんだ運動って大事だということ!
身体的にも、精神的にも。
男性に対して、
ホルモンの変動で苦労している女性がいるということ!
※知っているだけで、より落ち着いて相手を思いやることができるようになるかも。
あと、、、
慢性ストレスは恐ろしいということ(がちんこで)。
あの「GABA受容体」が変化するってことは、
昔は、あんなに優しくて接しやすかったのに、
今は、こんなにピリピリしてて近づきがたい。
何が彼に起こったんだろうか。
って感じです(だいぶ意味不明)。
それくらい慢性ストレスは危険です。
参考URL
■Silvia Diviccaro, Lucia Cioffi, Eva Falvo, Silvia Giatti, and Roberto Cosimo Melcangi, Allopregnanolone: An overview on its synthesis and effects, 2021, Wiley Online Library, https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jne.12996, (accessed Feb. 20, 2024), DOI:https://doi.org/10.1111/jne.12996
■Lara Tiranini, Rossella E Nappi, Recent advances in understanding/management of premenstrual dysphoric disorder/premenstrual syndrome, 2022, H1Connect, https://connect.h1.co/prime/reports/b/11/11/, (accessed Feb. 20, 2024), DOI:https://doi.org/10.12703/r/11-11
■Rachel A Earl, Rosalie M Grivell, Nifedipine for primary dysmenorrhoea, 2021, CochraneLibrary, https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD012912.pub2/full, (accessed Feb. 22, 2024), DOI:https://doi.org/10.1002/14651858.CD012912.pub2
■Priya Kannan, Kwok-Kuen Cheung, Chan Sheung Chi, Lam King Yan, Law Yee Xi, Ng Sze Ki, Siu Hoi Yan and Sze Chuen Cesar Wong, Effect of Aerobic Exercise on Plasma Biomarkers of Pain in Women with Primary Dysmenorrhea: A Controlled Non-Randomized Pilot Trial, 2020, Prime Scholars, https://www.primescholars.com/articles/effect-of-aerobic-exercise-on-plasma-biomarkersof-pain-in-women-with-primary-dysmenorrhea-acontrolled-nonrandomized-pilot-trial.pdf, (accessed Feb. 18, 2024)
おまけ
お昼休みに散歩していると、
はとが日向ぼっこしてました。
個人的にはとを見かけたら、走って追い回したくなる性質が自分にはあるのですが、、、
今回は我慢して写真におさめました(笑)
※ちなみに、自分は足がかなり速いです(敵を仕留めるには、瞬間的な移動速度が大事です)
平和っていいよねー。
